“ベトナム最後の楽園”にあったのは自然と人が真に共存する理想郷「Six Senses Con Dao／シックスセンシズコンダオ」

1階建てからメゾネットタイプまで、1～4ベッドルームを揃えた全50棟のヴィラは、すべてプライベートインフィニティプールと専用の屋外バスルームを完備。木のパネルや自然換気を採用し、エアコンの使用を抑える設計となっている

ウェルネス＆スパは、昔ながらの漁村をイメージした専用エリアで体験できる。1万5000㎡にのぼる敷地には、水上に浮かぶ8つの施術ルーム、スチーム＆サウナ、リラクゼーションエリア、ヨガパビリオン、瞑想用スペースなどを完備

サステナブルなリゾート＆ホテル運営で世界的に有名な「シックスセンシズコンダオ」は、自然を尊重してリゾート全体が周囲の環境に溶け込むようなデザインで設計され、宿泊用ヴィラをはじめとした建築資材も、島内で調達できる椰子などの素材を最大限に活用。敷地内のガーデンで栽培された野菜やハーブを料理に使用するほか、プラスチック製品を使わず、リサイクル・アップサイクルも徹底している。

これらの活動はにワークショップとして参加することもでき、まさに自然との一体型のリゾート滞在体験を実践している。売上の一部は地域貢献活動に使用され、地元の小学校の子どもたちを招待して英語クラスを行うなど、社会への還元も積極的に行っている。サスティナビリティを実施しつつ、贅沢な滞在を可能にする―、そんな未来型のステイが満喫できるのだ。

ウミガメの孵化・放流体験

コンダオ島の魅力の１つに、ウミガメの保護活動がある。コンダオ国立公園は1991年から東南アジアにおけるウミガメ保護の主要拠点であり、シックスセンシズコンダオのウミガメ孵化センターは、その活動に貢献する重要なパートナーだ。

センターでは、洪水、捕食者、密猟者など自然界の様々なリスクからウミガメの卵を保護。科学的観察を基に孵化条件を最適化し、成功率を向上させた結果、ウミガメの孵化率は約90％に達し、自然環境下の2倍以上の成果を上げている。過去5年間で、この「Let’s Get Cracking」の取り組みは2018年以来、3万匹近くのウミガメを自然に返すことに成功。産卵シーズンの滞在中は、リゾートのビーチで行われる孵化したウミガメの放流イベントに参加できる。