「ハノイ歴史研究会」おすすめの歴史スポット

今回は「ハノイ歴史研究会」の協力を得て、旧正月テトにまつわるスポットを中心に6つ、その歴史や訪れたい日程と合わせて紹介します。ウェブサイト（http://hanoirekishi.web.fc2.com）もチェック！

旧暦1月1日＜2月5日（火）＞ 西湖府／Phu Tay Ho ◆ベトナムの民間信仰「聖母道」の女神「柳杏（りゅうきょう）聖母」を祀っています。1598～1607年の間に建立されたと考えられていますが、1947年にフランス軍によって焼かれ、1952～57年に修復、1991年とその後も改築されています。
旧暦1月1日＜2月5日（火）＞ 文廟／Van Mieu ◆文廟の名は739年、唐（中国）の玄宗皇帝が孔子に「文宣王」という敬称を贈ったため、孔子廟を文廟とも呼ぶようになりました。ハノイの文廟は1070年、李朝第3代皇帝リー・タイントン（李聖宗）により建立されたと言われています。
＞旧暦1月5日＜2月9日（土）＞ ドンダー公園／Cong Vien Dong Da ◆1788年10月に後黎朝の皇帝の要請でベトナムに進攻した清軍は、現在のドンダーの丘の辺りに要塞を築きました。これを知ったクアンチュンはベトナム中部のタイソンから攻めて勝利し、1789年1月5日にタンロン城に入って勝利を祝いました。
＞旧暦1月6～16日＜2月10日（日）～16日（土）＞ コーロア城／Thanh Co Loa ◆コーロアは紀元前2、3世紀に存在したオーラック（甌貉）国の都があったとされています。ベトナムに現存する最古の城跡で、規模は外城が周囲8㎞と壮大、防御構造も優れていました。キムクイ（金亀）とミーチャウ（媚珠）姫の伝説も有名です。
＞旧暦2月12日＜3月17日（日）＞ クアンバー亭／Dinh Quang Ba ◆英雄フンフン（馮興）が祀られています。民衆に重税を課し圧政を行っていた中国（唐）に対し、フンフンは反乱軍を組織しトンビン（現ハノイ）に攻め入りました。都護であった高正平は彼らの力を恐れて病にかかり死んだと言われています。
＞旧暦3月5～7日＜4月9日（火）～11日（木）＞ タイー寺／Chua Thay ◆タイー寺は、仏僧の徐道行(トゥ・ダオ・ハイン)が修行し遷化した地として名高く、高僧の寺（マスターパゴダ）とも呼ばれます。徐道行信仰の重要な目的は降雨祈願です。雨乞いの祈願に水上人形劇が農民の間で普及しています。