ホイアンの旧家は間口が狭く奥に長いものが多い。店舗となる前家、橋家を渡した中庭、居住空間の後ろ家、そして厨房の後ろ庭という造りが基本となっている。もともとは前家のみだったと言われているが、家の裏手を流れる川に土砂が堆積し川幅が狭くなるにつれ、商売の利便性から家を川に面するため少しずつ拡張。しだいに長細くなっていったとか。
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一般的にホイアンの旧家は前家と後ろ家の間に中庭を配している。通常ここには井戸が掘られ、周囲には華麗な装飾が施されている。客人のもてなしや商談は、この中庭が眺められる前家でおこなわれた。これは中庭が家の中心と考えられており、「家の腹」を美しく飾り見せることで、訪れる人々に心を開いていることを示したという。
(ここでチェック!/フックフンの家、クアンタンの家など) |
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ホイアンの家々は、数十センチ〜1メートル近く土台が持ち上げられて建っているものが多い。グエンタイホック通りやバクダン通り周辺に特に多く見られ、洪水や大雨の際、家の中への水の浸入を防ぐ役割をしている。
(ここでチェック!/グエンタイホック通り、バクダン通り) |
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