<ハロン湾クルーズ 新時代>
古き良きインドシナの面影とともに。
エメロードクラシッククルーズ
[Emeraude Classic Cruises]
船内では、早朝に太極拳、夕刻には料理教室、さらに、ホットストーンを使ったマッサージ(有料)などが受けられる。料理はすべてビュッフェ形式だが、ハノイの一流フランス料理店がプロデュースしており、その味は確か。静寂に包まれた海の上で、その味に舌鼓といこう
ハイフォン港に浮かぶ「エメロード」と書かれた1枚の外輪船の絵葉書。1999年、とあるフランス人の目にこの絵葉書がとまったことから、同船をモデルに復刻された、新たなエメロード号の歴史が始まった。
外観や内装は、仏領インドシナ時代を彷彿させるクラシックなデザインが用いられ、キャビン内には古い写真やアンティーク調のファンなどをあつらえるなど、その趣は古き良きヨーロッパ。さらに、ハロン湾を行き交う船の中で最大というだけあって、広い船内ではお気に入りの場所で自分だけの時間をくつろげたりと、人で混み合った船特有の閉塞感がないこともうれしい。夜には、心地よい音楽がさりげなく流れる最上階のデッキから、闇夜に沈むハロンの風景を眺め、グラスを傾けるのもロマンチック。まるで一夜の夢を見ているかのような時にひたる、そんな船旅を楽しみたい。 |