【概要】
フエの乾季は2月から9月頃まで。ちょうどこれからが旅のベストシーズンだ。乾季の終わり頃には台風がやって来る他、11月頃になると、毎年のように大雨が降り、時には洪水が発生する。フエは1802年から1945年まで、ベトナム最後の王朝・グエン朝の都が置かれた街。そのゆかりの建物群は1993年、ベトナムで最初の世界遺産に指定されており、フエ観光の目玉となっている。それ以外にも観光コースとして、郊外にある帝廟を回る1日ボートトリップ(本誌2002年10月号で紹介)、DMZ(ベトナム戦争当時に設けられた非武装地帯)に行く1日ツアーなどが人気。
【アクセス】
フエとホーチミン市およびハノイ市との間には、それぞれ1日2〜3便のフライトが運航している。ダナンへはバスで約4時間。
【泊まる】
フエを代表する高級ホテルは、Huong Giang(フンザン)ホテル、Century Riverside(センチュリーリバーサイド)ホテル、Saigon Morin(サイゴンモリン)ホテルの3つ。中でもサイゴンモリンは、コロニアル風の建物、カフェのある中庭など、優雅な雰囲気で一番人気だ。フエ・フェスティバル(p17参照)の頃はホテルが取りにくくなるので、早めの手配が必要。中級ホテルの数は比較的少ないが、ミニホテルは豊富。中でもBinh Duong(ビンジュオン)ホテル(住所:10/4 Nguyen Tri Phuong St 電話:(054) 833298)は、エアコン、ホットシャワーはもちろん、衛星テレビまである設備の良さ、10US$程度で泊まれる手頃な価格で、各国の旅行者でにぎわっている。オーナーやスタッフが日本語を話せることもあって、日本人バックパッカーの定番宿。現在2軒が営業中だが、「ビンジュオン3」も近々オープンの予定だ。
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