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かつて中部の海岸地域に栄えたチャム族の国・チャンパ王国は単一国家ではなく、各地域が独立した経済や政治を持っていた。現在残っている遺跡は、時代別に大きく5ヶ所に分類されていて、ファンラン周辺の遺跡群は王国末期に建てられたもの。 現在のニントゥアン省には、ベトナムのチャム人口全体のうちの約50%が住んでいる。この地の遺跡が他の地域と大きく違う点は、現在も祭礼に使用されていること。年間85の祭礼があるが、最も大規模なのはチャム暦の7月1日に行われるカテ祭。過去の英雄や先祖とチャムの神々を祀るもので、この日にしか見られない料理や儀式があり、チャム人にとって最も重要な祭りだ。今年のカテ祭は9月25〜26日。 ■ポークロン ガライ遺跡
ファンランからダラットへ向かう途中の車窓から見える遺跡。ファンラン周辺の遺跡群のうち最も大きいもの。王国末期の14世紀初頭に創られた。修復は完了し、主祠堂、宝物庫、塔門が残っている。見学には入場料が必要 ■ポーロメ遺跡 16世紀末、チャンパ王国最後の建築。サボテンが生える荒野の丘に主祠堂がひっそりと建つ。訪れる人はごくわずかで、その静けさが妙に神秘的。ファンラン中心から車で約40分だが近くまで寄るにはバイクが便利 ■ホアライ遺跡 レンガの壁面に彫りこまれた美しい模様は見ごたえがある。この遺跡の名を取ってホアライ様式と呼ばれている ニャチャンへ向かう国道1号と接している。9世紀初頭の建築で、劣化が進んでいる。向かいの家に住む管理人さんが、遺跡から発見された品を快く見せてくれた。
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(2003年7月号) |
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