[旧家・ハノイ]
中心街にたたずむ旧家での暮らし
�@トゥエンさん＆トゥーさん母娘の場合
Nguyen Bich Tuyen (63)母
Ha Linh Thu (32)ブティック経営＆デザイナー

写真上）この家は、ハノイの中心街にある大通りの脇を入ったすぐの場所に佇んでいる、写真中）台所の上にはアンティーク調の皿が、写真下）こちらが台所

	写真右下） 部屋から外を臨むと、こんな感じ 写真中右）壁には、曾祖母の写真と、祖父が書いた絵が飾られている 写真中左）これが寝室の様子

　約150年ほど前、曾おじいさんがフエで古い家を購入し(価格は不明)、この場所に移築。昔は、客間の半分ほどが祭壇で占められていたが、2004年に原型を保ちつつ大改築。その際、古い家をきちんと修理できる人を探し出すのがとにかく大変だったそう。ブティック経営者のトゥーさんは、内装にこの家に似合うものを買い集め、古い家ながらもセンスを感じる風合いとなっている。

「窓を閉めて外界からの雑音を遮断して、古い家ならではの雰囲気を感じられる時が好き。田舎だったら古い家屋は過ごしやすいけれど、都会の真ん中では風通しが悪く、夏場は暑いのが少々難かな。クーラーをつけたくてもつけられないし。家を保存するためには、年に1度は家の修理をしなくてはならず、通常の家を修理するよりお金がかかるのも少し大変です。」