みんなでわいわい
ベトナムごはんを楽しめる
新しい「ゴン」レストラン
「クアン・アン・ゴン」が注目の2号店をオープン。ベトナムの食文化にこだわるゴンならではのコンセプトで、毎日食べてるいつものおかずが勢ぞろい。見て、匂いをかいで、五感でベトナムの食を体験しよう。
■愉快な、屋台風のゴン
生春巻き、ブンボーフエ、バインクオン、バイントム、それにいろんな種類のチェーなどなど。ベトナム人なら普通それぞれ専門の屋台で食べる人気の料理だ。友達みんなでいろんなものを食べたいとき、一箇所で、おしゃれに、しかもそれぞれ専門店レベルのおいしいメニューがそろっているのが「クアン・アン・ゴン」(「ゴン」とはおいしいという意味)。そんな今までにないスタイルがベトナムの若者に大うけだ。
バナナの木の茂るお庭の席をぐるりと取り囲むように、各料理のオープンキッチンが屋台みたいに並んでるから、料理の名前を知らなくたって、見て、匂いをかいで、おいしそうなものを選ぶことができるのだ。
■ごはんを食べる「ゴン」
さて、そんな「ゴン」が先頃オープンした姉妹店「ニャー・ハン・コム・ゴン」。グエンユー通りの閑静なヴィラを改装した店内は、2階から4階までが広々とした吹き抜けになっている。店名にもあるように"コム"(ごはん)に注目したレストランだという。
「ホーチミン市では経済発展に乗って、みな流行に夢中になっています。そんな中忘れてしまいそうになる、自分たちが毎日食べてきた"ごはん"。でも、ベトナムの食文化の柱はやっぱり日々のごはんとおかずの美味しさにあると思うのです」と、オーナーのホアイさんは話してくれた。
青菜とミンチのスープ、豚スペアリブのレモングラス風味、青いパパイヤとエビのサラダ、魚料理と空心菜……。暑い日にもごはんがもりもり食べられるようなおかずたち。街の食堂でよりも落ち着いて、家でよりは少し晴れやかな気分で食べることで、美味しさを再発見できそうだ。家庭でおもてなし料理として作られるバインセオも庭でジュージュー焼いている。注文に迷ったら、セットメニューがお勧め、4万6000ドン(約370円)から7種類以上もある。
店名:quan an ngon
住所:138 Nam Ky Khoi Nghia St., D.1
店名:nha hang com ngon
住所: 88 Nguyen Du St., D.1
(ベトナムスケッチ2003年2月号) |