<ホーチミン市>
み〜んな大好き!
ベトナムの国民食・フォーを食べよう!
Pho(フォー)の本場はハノイだけど、ホーチミン市のそれも、また違った味わいがあり、負けず劣らず美味しい。旅行中、一度は食べたい本場のフォー。味にうるさい地元・サイゴンっ子に美味しいフォー屋さんと、その食べ方を伝授してもらおう。
ローカルのフォー屋さんに行くと、メニューすらないところもあり、どうやって注文したら良いか、困ってしまうもの。フォーには、大きく分けて2種類ある。鶏肉入りのPho Ga(フォーガー)と牛肉入りのPho Bo(フォーボー)。後者は、更にたくさんの種類があるが、一番一般的なのは生肉のPho Bo Tai(フォーボータイ)と、既に火が通ったPho Bo Chin(フォーボーチン)の2つ。この3つの中からお好みのものを注文しよう。
アツアツのスープの中に白い麺が顔をのぞかせる丼が運ばれて来たら、ここからが「食前の儀式」の始まり。そのまま食べても美味しいけれど、野菜やタレを入れて自分好みの味に仕立ててから頂くのがベトナム流。特に南のホーチミン市では香草をたっぷりいれるのが特徴だ。大抵3〜4種類の香草が運ばれてくるが、苦味のきついものもあるので、まずは味見をしてから入れよう。
次に、机の上に置かれているタレを入れて味をつける。赤いタレはチリ、茶色は言わば味噌ダレ。もちろん両方入れても構わない。そして仕上げはChanh(チャン)。緑色をしたライムのようなものが置いてあるはず。これをぎゅっと絞る。最後に、野菜やタレを満遍なくかき混ぜて、さあ召し上がれ!
ただし食事時のタブーを1つだけ。ベトナムでは丼に直接口をつけてスープを飲むのは行儀が悪いと言われている。ちょっと面倒だけどスプーンでどうぞ。
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(2004年9月8日 9:38更新) |