花市に花火にドランゴンダンス
テトならではの風情を求めて、いざ街へ!
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9月23日公園で開かれた花市の様子。例年、果物市も一緒に開かれ、縁起物のスイカなどが売られる
写真提供:Hoang The Nhiem |
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ハノイの賑わいにはひけをとるかもしれないけれど、ホーチミン市でもテトは1年で最大のお祭り。テト中に当地に滞在しているアナタ、この時期ならではの情景を見つけに、街に繰り出してみよう!
■一面黄色に染まる南の花市
まず年末の風物詩となるのが、花市。統一会堂の裏にあるタオダン公園、ベンタン市場近くにある9月23日公園で開かれるものが有名だ。テトの1週間前、新暦の1月15日頃から大晦日まで開かれ、南部でテトのシンボルである黄色いホアマイ(北部ではピンクの桃)を中心に様々な花が売り出される。花が溢れるのは花市だけではない。テト中、グエンフエ通りは「花通り」になるとのこと。どんな 風に飾られるのか楽しみ。また、大晦日の晩、カウントダウン終了と同時に、サイゴン川で花火が打ち上げられる。川沿いのトンドクタン通りは、バイクでビッシリ埋め尽くされ、例年まるで満員電車状態だ。
■ドラゴンダンスで景気付
テト期間中、見物なのがドラゴンダンス。何人かの人間が龍の着ぐるみの中に入り、音楽と一緒に激しく踊る勇壮なもの。これは商店などが1年の景気付けをするために呼んで踊ってもらうもの。運が良ければ町を歩いていて目にすることができるかも。そういうラッキーな偶然に出会える確率が高いのは、中華街であるチョロン地区。ホテルのロビーで見られることもあるので、ぜひスタッフに聞いてみよう。
(ベトナムスケッチ2004年1月号) |