のんびり&まったり
クチの少数民族文化村
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高さは25メートルもあるバナ族の家 |
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左)民族衣装で伝統の踊りを披露
右)アヒルのショーもある |
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ホーチミン市近郊観光の目玉、クチのトンネルの近くにある「クチ少数民族文化村」。興味をそそる名前ですが、その実態はいかに? 「本当に面白いところかどうか、スケッチさん見てきて」という読者からの要望にお答えして、記者が行って参りました!
■35の少数民族が実際に生活
市内中心部から車で約2時間。25ヘクタールという広々とした園内に入ると、見渡す限りの緑の中に、点々と少数民族の家屋の屋根が目に入ります。そうなんです、ここ民族文化村内の「少数民族居住区」には、何と35民族もの人たちが、それぞれ独特の家屋を建てて、実際に生活しているんだそうです。もっとも、いくつか「空家」もあって、係りの人の 説明によると「う〜ん、ここの家族は今、山に帰ってるみたいですね」という所もあるけど、それはご愛嬌。それぞれの家では、機織機で布を織っていたり、竹筒でお米を炊いていたり、地酒を造っていたりと、実際の生活の様子をナマで見ることができます。家の中には、洗濯物が干したままにしてあったりなど、良くも悪くも生活感満点。そこで作られている地酒やお米は、試食もさせてくれるし、気に入ればお土産として買って帰ることもできます。
■のんびりした半日をどうぞ
で、スケッチ記者の結論。個人的には楽しめましたが、日本のテーマパークのような整備された施設を想定し ていくと、期待はずれ。でも、まだ訪れる人も少ない素朴な園内は、グループや家族連れで、のんびりとした半日を過ごすには良いかも。交通手段としては、市内から車で行くか、クチまで路線バスで行き、そこからタクシー(4万ドン/約280円)。入場料は6万5000ドン(約460円)。これを払えば、園内のすべての施設が無料。
住所:Nhuan Duc Village, Cu Chi Dist., HCMC
ホーチミン事務所
住所:001 Block B, 207 Bui Vien St., Dist.1
電話:(08) 8379047/48
tourist@fasaco.com
(ベトナムスケッチ2003年11月号) |