クチトンネルへの新コース
クルーズ船でのんびり行こう
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ベトナム伝統の船を利用した「Apocalypse」。この遊覧船の上で風に吹かれていると時間が経つのを忘れてしまう |
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定番観光スポットとして人気のクチトンネル。車で行くのが一般的だけど、船を使って優雅にのんびりなんてのも、たまにはイイんじゃない?
■見どころ満載!クチへの道中
「クチトンネル」と聞いて、「今更?」なんて思ったアナタはちょっと待った!車で行って帰ってくる、そんなツアーは山ほどあるが、今回ご紹介するのは、遊覧船でのサイゴン川クルーズ。途中、まだあまり知られていない様々な面白スポットに寄りながらクチへと向かう、「ゆっくり、のんびり、まったり」な船の旅。
行程としては、朝8時にホテルを出発、船に乗り込み約30分。ウェルカムドリンクで喉を潤しながら、川面を撫でる風に吹かれていると「Mieu Noi」が見えてくる。ここは川の中州に建てられたキュートなおサルさんがご本尊というお寺。捕らえられた亀を放流すると願い事が叶うという伝説があり、拝観後にその亀の放流を体験できる。次に船はハンさんという高名なお坊様が作った福祉村へ。「Ky Quan」という名のその村では、現在200人以上もの目や耳の不自由な人たちが共同生活を営んでおり、そんな彼らが昔ながらのはた織り機で綴った、バッグや小物入れを購入することができるのだ。その後、陶器の里として有名なソンベをまわり、お待ちかねの船上ランチタイム。メニュー自体はチキンにライスに炒め物...とベトナム料理の基本3セットといったシンプルなものではあるが、船上というシチュエーションは、それだけでこの上ない調味料。更に船の屋根にのぼり、煌めく太陽の下ワインで乾杯、なんてこともできるとか。 ■各種アレンジも自由自在
そして、ツアーは「Binh Duong」という街でマーケットを散策、そこで車に乗り換え最後の目的地クチへと向かう。クチ観光後、最終的にホテルへ帰ってくるのは夕方頃。ちなみに、このクルーズはホテルから船着場への送迎のほか、訪れる場所や往復の船と車の順序を逆にするなど、様々な変更が可能な実にフレキシブルな設定。本コースでは夕方頃にホーチミン市内に戻ってきたが、あくまで時間はコース次第。アナタ好みのプランで楽しんでほしい。
本クルーズに関するお問合せ:スケッチトラベル
(ベトナムスケッチ2003年7月号) |