一見わかりにくいが、
よくみると中国建築!?

	旧広東会館　　　　　　旧福建会館

旧広東会館

　今はベトナム人の児童が通う紅河小学校となっており、その奥に中国式の門と木造建築が残っている。1816年の建設当初は、航海の守護神である天后（媽祖）が祭られ、かつて福建人のための中華学校としても使われていたとか。

■住所：40 Lan Ong St., Hoan Kiem Dist.

旧福建会館

　今はベトナム人の児童が通う紅河小学校となっており、その奥に中国式の門と木造建築が残っている。1816年の建設当初は、航海の守護神である天后（媽祖）が祭られ、かつて福建人のための中華学校としても使われていたとか。

■40 Lan Ong St., Hoan Kiem Dist.

歴史豆知識
〜白馬祠周辺〜

　その昔、ハノイを流れるホン(Hong)川は、白馬祠のあるハンブオム(Hang Buom)通り入り口まであり、白馬祠周辺は外国商船の船着場となっていた。白馬祠は元来ベトナム人が作ったものだが、中国の武将・馬援（マーヴィエン）の「馬」と、ここに祭られている白馬を関連付け、華僑の人々もこの祠を大切にし、馬援の像を祭っていたといわれている。しかし、中越戦争の影響からか、残念ながら現在は、華僑の碑文などにその名残を留めているだけだ。

ハノイ歴史研究会講師
大西和彦先生のおすすめ屋台

　「中国といえば、おいしいワンタンメンの屋台」と、ハノイの歴史を研究する日本人サークルの講師・大西先生おすすめの屋台が、チャーカー(Cha Ca)通りとハンカー(Hang Ca)通りにある。夕方18時頃になると、路上に突如店が出現するのだ。細めの中華麺に注がれたスープは、海老のダシが効き、ほんのり甘みのあるさっぱり味。ワンタンは一口大で具材のうまみたっぷり。ワンタンメン1杯1万5000ドン(約110円)。

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（2007年1月号／2007年1月31日 水曜日 10:28 JST更新）