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ベトナム人の感性が、作風に現れるのが魅力 2006年の3月から4月にかけて、京都・東京・札幌で開催された『ベトナム漆画アートの世界』展に、キュレーターとして参加した清水さん。漆画との出会いは、そのときが初めて。しかし、「べトナムの漆画は素朴で柔らか。漆画は北部を中心に発展しましたが、奇をてらったり軽薄に走ったりしない画風は、ハノイ人の気質に通じるものがあると感じています」と今では漆画の大ファン。「ベトナム漆画を見て思うのは、ベトナムでは人の生活と自然と芸術がひとつの流れの中で繋がっているということ。このような素晴らしい特性を大切にし、それを漆画の中で表現して欲しい。そのためにも天然の漆絵具を守り、ベトナムの伝統を保存して欲しいですね」。 ※清水さんお勧めの漆画作家:グエン・ゴック・トー(Nguyen Ngoc Tho)、安藤彩英子 グエン・トゥアン・ソン(Nguyen Tuan Son)さん 漆画はベトナムだけの絵画表現 美術の先生を目指す学生たちに、大学で教授法を教えるソンさんは、漆画だけでなく、油絵も描く多彩な先生。しかし漆画を学ぶ学生の数は、年々少なくなってきているという。「漆画は材料費が高く、なかなか売れないため、描きたくても経済的な理由から描けないという場合が多いんです。才能があっても描けないというのは残念なこと。ベトナムの漆画は、伝統的な漆と西洋の美術がミックスした、ベトナムだけにしかない芸術表現です。私はその伝統をもっと広めたい。だから日本の皆さんも、ぜひベトナムに本物の漆画を見に来て欲しいですね」。 ※ソン先生お勧めの漆絵画家:グエン・ザー・チー(Nguyen Gia Tri)。彼の絵は美術博物館で見る事ができる 美術博物館
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(2006年10月号/2006年10月12日 木曜日 11:05JST更新) |
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