ちょっとのぞき見!?
ハノイっ子的お正月
ベトナムでは、旧暦の1月1日が「テト(Tet)」と呼ばれるお正月。今年は新暦1月29日がその日にあたり、その前後は新年気分で街が一気に沸き立ちます。そこで今回は、そんなハノイのお正月の楽しみ方をご紹介。
写真提供:Bao Anh
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[楽しみその@]
ベトナム人だって初詣!
ハノイの名所はここ。
文廟(Van Mieu)
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マイ・シン(May Shin)さん。毎年必ず文廟の門前で筆をふるう。人気の文字は、「福」や「禄」とか |
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1076年にベトナム最初の大学が開設された場所で、学業の神様として孔子が奉られている。大晦日の午後と元日の10時までは休みだが、正月期間中、境内では人間将棋などのイベントが行なわれる。また、この時期には境内や入り口周辺に書道家たちが招かれ、初詣の参拝者に縁起の良い文字を紙に書いてくれる(有料)。
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チャンクオック寺(Chua Tran Quoc)
古くはホン川沿いに6世紀に作られたベトナム最古の仏教寺院で、17世紀に現在の場所に移築。今でも多くの人々の信仰を集めている。大晦日は深夜0時でも開門しており、ここで夜空に打ち上げられる新年の花火を見ることも可能。
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タイホー寺(Phu Tay Ho)
正月時期、ハノイで最も華やかな参道のお寺といえばここ。ハノイ中の人がやってくるのではと思われるほど、多くの人で賑わう。参道脇には神様への供え物を売る店や、タニシ料理の屋台ほか、各種露店がズラリと並ぶ。中には、縁起の良い数字がならぶお金を売る店も。
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日本とはちょっと違う、
ベトナム式の祈り方
ベトナムの神様には是非ベトナム式でお祈りを。もちろん、お賽銭もお忘れなく。
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@神棚(仏壇)を見つめ手を合わせる。 |
A手を合わせたまま、深くお辞儀を1回。
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B体を起こし、手を合わせたまま目をつぶり、願い事を心の中で唱える。その際、最初に住所、名前を言うことを忘れずに。言わなければ、願いをかなえるために神様がどこへ行けばよいか分からなくなってしまうとか。 |
C最後に合わせた手を上下に3回振る。手の振りに合わせて3回お辞儀をしてもよい。 |
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(2006年1月10日 火曜日 8:14JST更新) |