もう一つの50周年
5月25日、ロバート・キャパを偲ぶ会開催
|
|
|
|
撮影:ジョージ・ロジャー
出典:文藝春秋「フォトグラフス ロバート・キャパ写真集」 |
|
世界的報道カメラマン、ロバート・キャパがハノイ南東70kmのThai Binhで地雷を踏んで亡くなってから、今月の5月25日でちょうど50年。アメリカのグラフ誌「ライフ」から陥落寸前のディエンビエンフーの取材要請を受けた彼だが、当地に着いてみるとディンビエンフーは既に陥落。そこで紅河デルタに向かい、田園風景の中で繰り広げられる戦闘の中から、フランス植民地主義終焉を象徴する写真を撮ろうとしていた所だった。
このキャパと彼が撮ろうとした「ラストショット」に長年関心を持ち続けてきたのが、日本人写真家の横木安良夫さん。著書である写真集「サイゴンの昼下がり」の中でも、キャパの最期を詳しく紹介している。そしてこの5月25日、キャパが亡くなったThai Binhで、横木さんを中心とする日本人、ベトナム人ジャーナリスト、写真愛好家たちの手で、「偲ぶ会」が行われる。日本でもキャパ没後50年を記念した「知られざるロバート・キャパの世界」展が、東京都写真美術館で、5月16日まで開催中。「偲ぶ会」は誰でも参加可能。詳細や旅に関するお問合せは下記の連絡先まで。
問合せ先
●日本/横木安良夫
Web-site :http://www.alao.co.jp/
E-mail:alao@alao.co.jp
●ベトナム/中村雅身
Web-site :http://www.hoa-lac.jp/
E-mail:namhoi@hotmail.com
(2004年5月5日 11:40更新) |