まったり気分のさとうきび寺
たまにはしたり顔で仏像見物ってのはどう?
|
|
|
|
ちょっとリアルすぎ?な感じもある羅漢像。だけど、それぞれに違う仕草や表情は、こまかく見れば見るほどに興味深い |
|
|
|
|
|
左)Den Phuong Hung
右)Dinh Ngo Quyen |
|
さて、このDuong Lam村で、村の象徴的存在となっている寺がある。1632年、Nguyen Thi Ngoc Dung夫人によって創建された 「Chua Mia (さとうきび寺)」 がそれ。 「崇厳寺」 と記された門をくぐると、まず目に飛び込んでくる大きな木立の中にそびえ立つレンガ造りのパゴダ。しかし、すぐ目の前に活気に満ちた市場が広がるこの寺では、参道も子供達の恰好の遊び場。木登りやターザンごっこをするのんびりモードの光景に思わず心が和む。またこのChua Miaは、280体以上の仏像を祀っていることでも有名で、特に本堂と後堂を繋ぐ回廊には、18体の羅漢像が据えられ、訪れる参拝者を温かく見守ってくれる。しかも1体1体、全ての像の表情や姿形が違うのも面白く、仏像に興味がない人でも楽しめること間違いなしだ。
最後は村のはずれにあるお寺、「Den Phuong Hung」 とお墓 「Dinh Ngo Quyen」 で締めくくり。歴史上の二大英雄 「Phuong Hung」 と 「Ngo Quyen」 が祀られている場所で、ベトナムの歴史を肌で感じるのにふさわしい。※Duong Lam村へのアクセスは車のみ (ハノイ市内から約1時間半)
(ベトナムスケッチ2003年12月号) |