山肌を切り崩してつくられたばかりの道路。カフェはおろかパンク修理屋もいないので、バイクで出かけるときは装備を考えて
■ニャチャン−ダラット間の新道路開通 2つの町をさらに近づけた新道路。ニャチャンから45km程のリエンソン(Lien Song)村までは田舎道。舗装はされているものの、自動車2台がすれ違うのがやっと、といった道幅だ。だがその先は道が一気に立派になり、ホンヤオ(Hon Giao)山を目指して、つづら折りが続く。山頂を右に見ながら峠を越えるとラムドン(Lam Dong)省に入り、今までの登りが嘘のように、なだらかな道が森林地帯を縫っている。ダラット中心部までは約145km、車で3時間ほどの道のりだ。
(左上)ラグライ族の若者。ベトナムで最も多いキン(Kinh)族と顔立ちが違うので、一目で少数民族とわかる (左下)途中の町を囲んでいた城壁跡。今は出入り口の門が2つ残るだけだ (右上)リエンソン村にある道路開通の記念碑(右下)いくつもの滝を見ながらの道中は、ドライブにもぴったりのコース
■道中の景色を楽しみながら ニャチャンから7km程のところで古い城壁に囲まれた街を通過すると、その後は田園風景の中を進む。途中、30kmほど迂回すれば「ヤンバイの滝」へも行ける。カインホア(Khanh Hoa)省側は自然林が広がり、高度が上がるに従って山並みの向こうにニャチャンまで続く平野部が見渡せる。峠近くには山の上から流れ落ちる滝があり、山を回り込んだところにも滝が流れている。2つの滝を見上げるポイントは絶景だが、霧も多く山頂まで見渡せればかなりラッキーだ。ラムドン省に入ると、辺りは松林に変わっていく。
■少数民族との出会いも リエンソン村辺りから高床式家屋や少数民族の姿が目立ち始める。ラグライ(Ra Glay)族を中心に、エデ(Ede)族などいくつかの少数民族が生活しているのだ。ラムドン省に入ると、コホ(Co Ho)族のラット(Lat)やチル(Chil)グループの村落が目立つようになる。人々の生活はずいぶんと近代化され、民族衣装もあまり見られなくなっているとはいえ、彼らと接すれば、独特のエスニックな雰囲気を感じ取ることができるだろう。
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(2007年7月号/2007年7月11日 水曜日 10:28 JST更新)
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