| <フエ>ちょっぴりマニアな隠れ名所の旅F
 虎を戦わせたその理由とは?
 円形競技場(1830年)
                                  
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                                    |  | 階段を登った上から観戦した。上部は1周回ることもでき、象や虎の檻のあとを上から覗くこともできる。ただし、手すりなどは無いので、十分気をつけよう |  
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                                    |  |   グエン(Nguyen/阮)朝時代、虎と象を戦わせて見物するという余興があった。戦争に備えて象を訓練するという意味もあったようだが、当時の皇族や役人たちはこの戦いを見て楽しんだという。  だが「余興」と言っても戦うのは虎と象。サーカス程度の檻では恐ろしくて見ていられない。そこで造られたのが虎園(ホークエン/Ho Quyen=「虎の檻」の意)と呼ばれる円形競技場だ。フエ駅からブイティスアン(Bui Thi Xuan)通りをロントー(Long Tho)市場へ向かって進み、市場脇の路地を入った場所にあり、現在でもその姿をほぼ無傷で残している。  虎園の内部には5つの入り口の跡が見られる。両端の大きな2つは象が出入りしたもの、3つある少し小さな入り口は虎が使ったものだ。  さて、虎と象が戦ったらどちらが勝つのか? なんと毎回、象が勝っていたのである。それもそのはず、中国からの圧制に苦しんでいたグエン朝は、虎を中国に、象をベトナムに見立てて戦わせ、象が勝てるように虎の牙と爪は抜かれていたそうだ。 虎園/Ho Quyen住所:Truong Da, Thuy Bieu, Hue
 電話:なし
 開館時間:なし(照明が無いので明るい時間に)
 入場料:なし
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