シルク、その光沢ある輝きは
ダナンの熟練職人の手から生まれる
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昔ながらの手動機で糸を紡ぐ職人達の様子。現在は手作りの良さを生かしながらも、機械も導入している(写真提供:クアンナムシルク社) |
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ベトナムシルクは安くて品質の良いことで海外にも知られているが、中でも有名なのが中部のダナンシルク。ダナン市の近郊の山地には蚕を飼っている家がたくさんあり、ベトナム全土にシルクを供給している一大産地なのだ。
今回は、そんなシルクの産地で頑張っている地元企業をご紹介。それはホーチミン市にも複数の店舗を展開しているクアンナムシルク社。同社は、ダナンシルクの高い評価に比べ、経済的に恵まれない職人達に職業機会を提供し、伝統工芸村の生活水準を引き上げることを目的として設立された。現在ダナンに2つの自社工場を持ち、約200人の熟練職人達が働いている。そこで生み出された製品はホーチミン市のベンタン市場、ハノイのドンスアン市場などで売られている。今度シルクを買う際は、その産地にも注目してみよう。
(ベトナムスケッチ2003年12月号)
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