ダナンのアプサラレストランに
巨大なチャムタワー出現!
ダナンで人気のシーフードレストラン「アプサラ」に、チャムの塔が復元されて話題となっている。大きさは1辺4メートル、高さは6.7メートルという巨大なもので、ファンランにあるポークロンガライ遺跡を模したもの。
製作したのは、チャム塔の研究をしているレ・タン・カイ氏。チャム建築の研究者として有名なレ・ヴァン・チン氏の協力を得て、6ヶ月かけて完成させた。チャム遺跡で使われているレンガを、チン氏が復元して作ったものをモデルに、合計2万個のレンガを使って、この塔は建てられている。チャムの塔は、レンガとレンガの間にモルタルをはさまない特殊な方法で建てられており、何をつかってレンガとレンガを強固に接着させているのかは、長年謎とされてきた。「アプサラ」に再現された塔は、カイ氏の研究結果に基づき、かつてと同じようにモルタルを使わずに建てられており、「謎とされた建築技法への1つの回答」としても注目されているそうだ。
アプサラレストラン
住所:222 Tran Phu St., Danang
電話:(0511) 561409
営業時間:10:00〜14:00/17:00〜22:00
(ベトナムスケッチ2003年11月号)
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