＜ダナン＞
ちょっぴりマニアな
中部・隠れ名所の旅 [1]
龍の頭が現れたアンロン寺へ行こう。

	境内には後レ朝時代の盛徳5年（1657年）に造られた石碑が残り、そこに製作年や「石碑首竜寺」の文字を確認することができる

　ダナンといえば、チャム彫刻博物館が有名だが、博物館のすぐ裏手にあるアンロン（An Long）寺も、実は機会があればぜひ立ち寄ってほしい隠れ名所。この寺はアンソン（An Son）寺、アンハイ（An Hai）寺と並び、ダナン市で最も古い寺と言われ、1653年建立、後のタイソン（Tay Son）党とグエン（Nguyen）氏との戦いでその大部分が失われた。当初ロントゥー（Long Thu/首竜）寺と名づけられたが、ザーロン（Gia Long）帝の命により、アンロン寺と改名された。

　現在ある寺は2006年の台風による被害から新たに修復されたもの。しかし1925年に当時のインドシナ政府に歴史遺産として承認され、1992年、ベトナム文化情報省より歴史遺産として承認された由緒正しい寺なのだ。

Chua An Long
住所：2 / 9 St., Hai Chau Dist., Da Nang（チャム博物館裏）
電話：(0511) 3574473
営業時間：5:00〜19:00
拝観料：無料

（2008年2月号 | 2008年2月20日 水曜日 10:45JST更新）